抜け毛予防の今年の目玉は?

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 プロペラ機は音がうるさいしキャビンも狭い。
それは確かなのだけれど、ローカル線やリジョナルのルートには、やはり似合う。
旅情はジェット機以上のものがある。
飛行高度が低いから、下界の景色がよく見えるということもある。
島嶼線やローカル線では、海や山がきれいなところが多いし、またボディサイズから考えると、比較的窓が大きい機体が多いから、空中散歩の気分を満喫できる。
エンジン音(プロペラ音)と窮屈なシートに我慢ができればの話だが……。
ローカル、リジョナル、コミュータも面白い 筆者は、わりあいにローカル、リジョナル、コミュータのルートも、そこを飛ぶエアラインも好きだ。
珍しい機体に出会えるチャンスがあるし、旅を実感させてくれることも多いからだ。
 二〇〇三年二月、筆者はオーロラ観測のためカナダの北部へ出かけた。
連夜、地元の人も珍しいというくらい見事にオーロラが出現し、これはこれでよかったが、観測地までの空の旅も十分満喫した。
 旅程を説明すると、まず成田からバンクーバーまでは、エアーカナダのエアバスA340で飛び、国内線のA320に乗り継いで、ウィニペグに着いた。
マニトバ州のウィニペグで一泊して、オーロラの観測地、北緯五九度のチャーチルへは、ローカルのカームーエアで向った。
ちなみに、往路はBAe(ホーカーシドレーHS)748、復路はサーブ340たった。
 乗客のほとんどが、ネイティヴーカナディアン(昔はカナディアンーインディアンと呼ばれた)や、イヌイットの人たち。
チャーチルへのエアルートは、もともと彼らの生活路線だから、748はキャビンの前方半分が貨物室になった、貨客兼用型たった。
エア)カームサーブ340 (カナダ、 久しぶりにBAe748に乗って、改めて窓の大きさに気づいた。
ここから、どこまでも続く雪原を、上空から飽かずに眺めた。
ジェットに乗りなれている筆者にとっては、ちょっとした感動。
イヌイットのおばさんたちとも話ができたし、印象的なフライトだった。
 復路のサーブ340は、ご存知スウェーデン製。
零下三〇度という極寒の地によく似合う。
筆者は日本でも奄美ルートで何回か乗っているが、何より自分の愛車と同じメーカーだから、信頼感もあるし、乗っているだけでうれしい。
乗降ドアに付けられたエンブレムを見て、ふと成田空港の駐車場に駐めてある愛車を思い出す。
サーブ340の乗り心地に、開発時期が二〇年以上も違うBAe748との差を実感した。
何しろBAe748は、一九六〇年に初飛行した英国製ターボプロップ旅客機。
YSちょつと先輩だ。
11より コミュータを初めて体験したのは、一九七八年のことだった。
オランダのNLMと、西ドイツ(当時)のDLTで、日本ではコミュータがまだあまり知られていない頃だ。
 NLMはKLMのコミュータ子会社で、後にKLMシティホッパーになった。
搭乗したのはアムステルダム〜ブリュッセル。
ちょうどブリュッセルで日帰りの取材があったからだ。
ちなみに機種は、往路がフレンドシップF27復路がFH227たった。
 DLTには、ハノーバー〜アムステルダム線で乗った。
シップはショート330.いかにコミュータとはいえ、国際線なのだからと考えて、出発の二時間前に空港へ行った。
ところがチェックインが始まったのは、出発のわずか三〇分前。
さすがはビジネスーコミュータと、妙に感心してしまった。
 フレンドシップは珍しくなかったけれど、英国製ショート330はこれが初体験だった。
新しい出会いはやはりうれしい。
 機内のレイアウトは、ニプラスー席のI〇列配置。
三〇人乗りシップに乗客は一一人だったから、ゆったりしたもの。
しかも、この機体はボディが四角いから(箱に翼を付けたよう機種と塗装を愉しむ?章なデザイン)、余計にキャビンが広々と感じられる。
おまけに窓も大きい。
ハットラック(オーバーヘッドーストウェージを、かつてはこう呼んだ)は、ショート社ご自慢のワイドボディールック(I)で、アタッシェケースも縦のまま収納できるスペースがあったのだ。
 当時のショート社の宣伝コピーは「世界で最初のワイドボディーコミューターエアライナー」。
キャビンとコクピットを隔てる扉が、スライド式であるところが面白かった。
左側を開けるとキャプテン、右側を開けるとコパイロットの後姿。
キャビン後方には小さなギャレーも付いていて、ラバトリーは後方乗客扉の横にあった。
 スチュワーデス(当時はまだ、CA=キャビンーアテンダント、FA=フライトーアテンダントの呼称は一般的ではなかった)は一人、DLTのシンボルカラーの赤いベストを着たブロンド嬢たった。
ドリンクのサービスをし、免税品(国際線なのだ)の注文などを聞きにくる。
笑顔が可愛らしく、なかなか感じがよろしい。
一九八九年の東西ドイツ統一後の一時期、ルフトハンザにさえ、あきらかに東の出身と思われるアテンダントがいたようで、サービスの低下を嘆く顧客の声も聞かれた。
こうして思い出すと、当時の西ドイツはよかった。
 ハノーバー空港のランウェイをチョコチョコッ(という感じ)と走って、定刻にテイクオフしたショート330は、西ドイツの美しい緑野(ヘンゼルとグレーテルの世界)を眼下に、順調なフライトを続けた。
時は五月、初夏のヨーロッパは本当に美しい。
飛行高度は低いし、高翼機(胴体の上に翼が載っている)だからキャビンからの視界が抜群によく、ジェット機とは異次元の空の旅を愉しんだ。
機内の眺めもよかった。
 やがてたくさんの運河が見えてきた。
空から見るオランダもきれいだ。
箱庭を眺めている感じである。
緑に囲まれたスキポール空港へ、ショート330は滑らかにアプローチして行った。
一時間二〇分のコミューターフライトだった。
 飛行機ファンの空の旅 ショート330のストレッチ型を大型化して、ショート360が開発された。
このシップには、お膝元の英国で飛んだ。
一九八五年のことだ。
 JAL423便でロンドンーヒースロー空港に着き、SM725に乗り継いでイングランドの北端に向かった。
SMとは、スコットランドのアバディーンを本拠地とする、エアーエコッセの略称。
もちろん筆者にとってはじめてのコミューターエアラインだ。
ハンドリングは英国航空が行っていた。
エアーエコッセのショート360で、向かったのは力上フイル。
その北はすぐにスコットランドなので、カーライルはイングランド北端の「国境」の町と呼ばれている。
ちなみに町の起源は、古代ローマ時代にまでさかのぼる。
 ショート360も、ショート330同様箱型のボディだから、キャビンは天井も高く、窮屈さを感じさせない。
シートーレイアウトは三席配置の一三列。
レックスペースはさすがに十分ではなかったけれど、乗客二〇人クラスのコミュータ機とはランクが違う快適さだった。
主脚を収納するスポンソン(脚収納部の張り出し)がちょっと邪魔だったが、主翼がボディの上に付いているし、低高度を飛ぶから、イングランドの田園風景(上から見ると英国も本当にきれいだ)や、中央部の荒地の景観が満喫できた。
コクピット扉はショート330同様スライド式。
アテンダントも一人乗務していたが、ランクは西ドイツのDLTのほうが上たったようで、記憶が定かではない。



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